ひとつの光と私の理想

 

大切な思い出だから、記録用に残します。

 

私が向井康二くんを通してたくさん経験できたお話。

 

彼を知ったのは、私がWESTの過去映像を見漁っている時。

 

たまたま見つけたまいジャニの企画で、WEST卒業の動画で(当時はYouTubeに違法であがってるなんて知らなかった)見たなにきんの6人。

 

WEST目当てに見てたのに、なにきんの可愛さとがむしゃらさに惹かれて、過去のまいジャニ動画を漁った。(今思えば違法見てたよね)

 

めちゃくちゃ一気に見て、名前覚えの悪い私が、一日でまいジャニに出てた関ジュちゃんを覚えてしまってた。

 

 

とくにずっと見てたのが、かねこじと呼ばれてた当時Jr金内柊真くんと向井康二くん。

 

柊真くんと康二くんの2人の世界観、信頼しあっているようなところ、ネタ。とっても好きだった。また、show timeの柊真くんと康二くんがとても輝いて見えた。

 

 

当時の私からすると、どうせすぐ飽きて終わってしまうだろうというそんな気がしてた。

それまでジャニーズに興味はあったものの、色んなグループを見ては飽きてを繰り返して、ウロウロしてた。そんな時にWESTにハマり、その流れでかねこじにはまった。

 

 

いつもなら、1.2週間で飽きてしまう私だが、全く飽きず、遂にかねこじの過去についても沢山調べていた。そこで、私は柊真くんが退所していることを知る。

 

とても驚いた。まさか、私が輝いていて綺麗で好きかもしれないと思い始めていた柊真くんが退所していた。あんなに仲良さそうだったかねこじが、私が大好きなかねこじは、もう見れないのか

 

ちがう。そんな事じゃない。

康二くんはこれからどうするんだ。彼は大丈夫なのか??シンメとしていた人が退所してしまった彼は辞めてしまったりしないか?

それだけは嫌だ。

 

そこで見た。誰かのつぶやき。

 

"推しは推せる時に押せ"

 

 

そうだ。私はこの子が辞めてしまわないように、きちんとデビューできるまでずっと見守りたい。このこのために、何かしたい。

そう思い、私の自担は向井康二くんになった。

 

ここからは早かった。私は高校2年生。志望大学は自分の実力より遥かに高い。FCに入ってLIVEに行きたいけど、それよりも勉強しなければならない。地獄の日々が始まっており、生の彼を人目見るのは、受験が終わってからにしよう。それだけを頼りに生きていた。

 

高校2年生の夏(?)。この辺の記憶はあやふやだが、関ジュに新しいグループができた。しかし、そこには康二くんは入っていなかった。だが、人選を見ると康二くんが入っていない理由を何となく察してしまう。確かに、選ばなかった理由もわかる。だが、グループに入れなかったことは夢だと思いたかった。彼の年齢も考えると、そろそろグループに入れないとデビューは厳しいと言われてるようなものだ。

そんな気がして、本当に辛かった。

 

 

その当時、部活では責任のある立場で、嫌われ役にならなくちゃいけなかった。とても辛かった。そんな私を元気づけてくれるのは彼だった。

部活で疲れきった私の心は、彼の支えなしでは生きていけなかった。彼にやめてもらっては困る。デビューしてもらわないと困る。

 

だから、事務所に彼が必要だ。需要があると思われるように、仕事が沢山貰えて、次に繋げれるように自分が出来ることは沢山した。

感想メールは欠かさず送り、雑誌も全て買った。

 

彼自身も、ファンに沢山言葉をくれた。

そんな彼に、もっとお返しがしたかった。

 

 

そして、1月。

関ジュのあけおめコン。

レポを見ると、関ジュが泣いていた。康二くんも泣いていた。という沢山の記述。

まさか。辞めてしまうのか。

とても怖かった。

 

誰かのTwitterに、

"康二くんは人のことで泣かない。泣く時は自分のことだろう。"

と書いてあった。

 

すごく怖かった。康二くんは辞めてしまうのではないかと。

だけど、康二くんは"辞めない"と言ってくれていた。

その言葉を信じて、応援し続けていた。

 

朝起きて、テレビのニュースで

SnowManに新たに3人加入する』

とやっていた。

そこには、康二くんの名前が書かれていた。

朝からパニックだった。

Twitterも荒れていたような気がする。

 

デビューに近付けたのでは無いかという嬉しさ、

関ジュではなくなるという悲しさ

 

半分ずつだった。

とても複雑な感情だった。

ただ、康二くんは前を向いて、SnowManに入って役に立ちたいというようなことを言っていた。

 

康二くんが前を向いているのだから、私が応援しない訳にはいかない。

 

今までよりも沢山応援した。

感想メールに加え、YouTubeにも出してもらえるから、たくさん再生した。

 

初めは辛い日々でしか無かった。

元々6人だったSnowManのファンの中には、3人の加入が許せない人もいた。

その人からの、誹謗中傷。

SnowManに馴染めておらず、空回りしているように見えてしまう康二くんの姿。

 

きっとどちらも時間が解決してくれる。

取り敢えず今は耐えよう。

 

半年が経った。

 

間違いなく、康二くんはSnowManに馴染めた。

6人のSnowManが好きな人から叩かれることも減った。

 

ただ、SnowMan自体を叩く人も増えた。

とても辛かった。

見なければ済む話。

 

できるだけ見ないようにしようと気をつけた。

 

ただ、日に日に目に付く。

 

辛かった。

 

でも、せめてデビューするまでは、応援しづけたかった。

 

8.8

色んな意味で伝説のライブ。

 

SnowManSixTONESがデビューすると発表された。

嬉しくて、その日はたくさんの子に言い回った。

私の夢が叶った。

 

康二くんがデビューできること。

 

 

そこからはあっという間だった。

センター試験を終え、勉強のためにYouTubeを見るのをやめていたので、久々に見た。

康二くんがSnowManのメンバーに愛されていた。可愛がってもらってた。

とても馴染んでいた。

 

とても、嬉しかった。

 

 

でも、私の大好きな康二くんがそこにはいなかった。

もちろん、彼の外見はとても好きだった。変わらず好きだった。

でも、何か違う。

 

めめこじ、あべこじ。SnowMan内のコンビ。

もちろん好きだ。

 

でも、私が大好きだった彼と何か違う。

 

 

私は、気づいた。

私が好きだった彼は、

 

'SnowMan'向井康二ではなく

'関西ジャニーズJr'向井康二くんなんだ。

 

 

SnowMan向井康二くんは、

たくさんのお兄ちゃんに愛されて、のびのびしてる弟のような姿。

 

関西ジャニーズJr向井康二は、

たくさんの弟の面倒をみて、沢山話しを振ってあげる頼りになるお兄ちゃんのような姿。

 

あぁ、違うんだ。

私の好きな康二くんはもう居ないんだ。

 

そう思った。

 

1.22

 

デビュー日。

私の受験は残すところ、あと2次試験のみ。

ラストスパートに入っていて、だいぶ落ち着いた。

 

冷静になって考えた。

 

無事デビューした彼。

 

私が応援しなくても、たくさんの人に彼は応援してもらえる。

 

1人がいなくなくたって、彼はたくさんの人に愛されている。

 

無理に応援して、私の理想と違うと思いながら応援し続けるのはしんどいだけ。

 

私は、ありのままの康二くんが好きな訳じゃない。

 

もう、応援するのはやめよう。

 

そう思った。

 

結局、デビューシングルも買わなかった。

 

それまで、SnowManを応援してるから、SixTONESに敵対心を持ち、勝手に嫌悪感を抱いたためSixTONESには全く触れなかった。

SnowManを応援してるから、もっと必要としてもらわなくちゃいけないから、売上とか数字を気にしないといけないんだ。

 

これは全て、SnowManのため。

 

そう言い聞かせてきてたが、いざもう応援するのやめよう。

そう思って、スノ担のTwitterを見ると、Billboard対策や、デビューシングルの売上、すのちゅーぶの再生回数、雑誌の売上など数字に関してのtweetを見ると、すごく冷めてしまった。

 

もちろん、数字は大切だ。

需要が目に見えてわかるのは数字だ。

 

でも、数字に囚われすぎていた。

 

数字を気にしすぎて、彼らを愛して、楽しく応援することが出来ていなかった。

 

楽しいどころか、苦でしか無かった。

 

そして、私はSnowManから離れた。

 

 

 

そこから約1年半経った。

 

この1年半でやっと心残りなく、SnowManから離れることが出来た。

向井康二がとっても好きで嫌いだから降りたという訳ではなかったからこそ、降りるのに1年半もかかった。

 

 

もちろん、今でもSnowManは好きだし、向井康二を見るとかっこいいな好きだなとは思う。

でも、スノ担にはならない。

 

今は、嫌悪感を少し抱いていたSixTONESも普通に見ることが出来たし、なんならめちゃくちゃSixTONESいいじゃんって思うようになった。

 

私は、向井康二くんを推せたことはとても幸せで素敵な毎日だった。

 

向井康二くんに出会って、沢山助けられた。

 

でも、私の理想と現実は違っていた。

 

じーこ。

SnowManとしての向井康二を受け入れられなくてごめんね。

 

そして、ジャニーズを辞めずに、デビューしてくれてありがとう。

 

 

 

そんな、ひとつの光に出会ってから別れまでのお話でした。

 

 

 

やっとお別れできた!

 

 

 

PS.ちなみに、康二くんに出会うきっかけになったジャニーズWESTさんはかわらず、ずっと推しです。